【妊娠初期】妊娠中のマイナートラブルの症状と対策方法

妊娠初期 妊娠中のマイナートラブル 症状と対策方法

妊娠すると女性ホルモンが急激に増加することで様々なマイナートラブルが出ることがあります。妊娠を続けるためには大切なホルモンの変化なので、上手に付き合って妊娠生活を送りましょう。

この記事では妊娠初期に起こりやすいマイナートラブルの症状と対策法をご紹介します。

風邪症状

cold妊娠中は免疫力が低下します。これは、健康な大人の身体だと、体内にあるウィルスや細菌のような異物を攻撃し身を守る仕組みがあるのですが、妊婦の場合、赤ちゃんという自分のものとは異なる細胞、異物に対しても攻撃してしまわないように働く仕組みです。

赤ちゃんをママのお腹の中で育てるために必要不可欠な仕組みですが、そのために、妊娠中は普段であれば問題ない量のウィルスや細菌でも、体調が崩れ、微熱が出る・鼻がつまる・声がかれるなど風邪に似た症状があらわれることがあります。

対策方法は?

  • 手洗いうがいをしっかりする
  • 外出時は常にマスクをつける
  • 体を冷やさないようにする
  • 室内で適度な湿度を保つ
  • ビタミンを取る
  • ウイルス除去スプレーを使う

妊娠中は風邪をひきやすくなっているということを十分考慮して、いつも以上に手洗いうがいをする・人混みは避けるなど予防には十分気をつけましょう。

あかめ
外出して帰宅したら手洗いうがいだけでなく、顔も洗った方がいいみたいです。

つわり

つわりは、妊娠5〜10週に発症し、12〜16週ころに自然に落ち着く症状で、症状の出方には個人差がありますが、8割ほどの妊婦さんが悩まされる症状です。

吐き気・嘔吐などが起こり、食欲がなくなったり、食べ物の好みが変化することがあります。特定の匂いから吐き気や嘔吐が起きることもあります。つわりは、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンの増加により消化管の蠕動運動の低下や食物の停留などが関係していると言われています。

対策方法は?

通常、12〜16週ころまでに症状は緩和されますので、消化によい食べ物や、自分が食べやすいもの、食べられるものを食べたいときに摂取するようにしましょう。この時期は赤ちゃんの成長のためにカロリーを多く摂取しなければいけないわけではないので、無理して食べる必要はありません。体重が一時的に減ることも珍しくありません。

しかし、5kg以上の体重減少や水分も受け付けない状態が続くなどすると、「妊娠悪阻」の状態と診断されます。ビタミンB1欠乏によるウェルニッケ脳症を生じると後遺症を残すことになるので、早めに治療が必要です。異常なほどのつわりだと思ったら必ず医師に相談しましょう。

妊娠初期のつわりの症状と対策法!つわりの種類ごとの解消法を解説

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2018年8月23日

胸やけ

胸やけは妊娠20〜24週以降に起こりやすい症状ですが、36週ごろ赤ちゃんの頭が下がってくると軽減されていきます。

子宮が大きくなり、胃を圧迫することや、胃の入り口である噴門部括約筋が緩むことによって胃食道逆流現象が起こることで胸やけを生じます。また逆流する胃の内容物には強い酸性の胃酸が含まれるため軽度の逆流性食道炎を起こします。

対策方法は?

  • 消化のいいものを少量ずつ分けて食べる。
  • 酸味や香味が適度にあるものは食べやすい。
  • 寝る前に食事を取らないようにする。
  • 胃酸を多くさせる食べ物を控える(脂っこいもの、辛いもの、硬いもの、味の濃いもの)。
  • 嘔吐が多い場合は水分補給をまめにとる。
  • ストレスを避ける。

暴飲暴食を避け、規則正しい生活を送るようにしましょう。

眠気・不眠

sleepy妊娠初期はプロゲステロンの分泌が急激に増加することで、眠気や疲労感に影響して、総睡眠時間は長くなります。日中の眠気や疲労感がまし、居眠りをしやすくなります。

対策方法は?

  • 寝れる時に寝る。
  • 寝やすい環境を整える。
  • アロマセラピーを使う
  • 適度な運動をする。

日中、眠いときは少しでも眠るようにしましょう。

寝つきを良くするため、静かな部屋で照明や寝具を調整するなどして、自分が寝やすい快適な環境を整えましょう。また、クッションなどを使って、シムス位やファウラー位をとると楽なことがあるのでやってみましょう。

アロマセラピーとしては、カモミールやラベンダーが睡眠導入を助けるとされているのでおすすめです。寝る前にカモミールティーを飲んだり、カモミールやラベンダーの精油をハンカチや枕に垂らして匂いを嗅いだりするのも良いでしょう。特にラベンダーはメラトニンという神経伝達物質が分泌され、副交感神経が活発に働き出し、脈拍、体温、血圧を下げ、眠り着きやすくなり、深い睡眠を得ることができます。これらはリラクゼーションの効果が高く、質の高い睡眠を得られる効果があります。

そのほか、妊婦体操、散歩、水泳など適度な運動を日常生活に取り入れるのもよいです。

便秘

妊娠中はプロゲステロンの増加によって腸管蠕動運動の低下が起きるだけでなく、大きくなった子宮が腸管を圧迫することで腸内容物の消化管通過速度が低下するため便秘になりやすいです。

便秘になるとお腹が重く張った感じになり、とても辛いです。また便秘でいきむことによって、流産や早産の危険があることや、痔がでてしまったり、既に痔がある人は悪化することがあるので、たかが便秘と思わずしっかり対処しましょう。

対策方法は?

  • 規則正しく、バランスの取れた食事にする。
  • 根菜類や豆腐・寒天・海藻類など繊維質の多い食事を心がける。
  • 適度な運動をする。
  • 規則正しい排便習慣を心がける。
  • 早朝に冷水や牛乳をコップ1杯飲む。
  • 便秘のツボを刺激する。

便秘を直すには適度な運動も必要です。1日30分〜1時間程度の散歩、妊婦体操、マタニティスイミング、マタニティヨガなど、積極的に体を動かしましょう。

便意がなくても朝決まった時間にトイレに行くようにして、毎日規則正しい排便習慣をつけましょう。早朝に冷水や牛乳をコップ1杯飲むことで、腸管を刺激して腸蠕動運動を促進させることができます。

また、便秘のツボを刺激することによって腸の蠕動運動を促進し便意を出現させる効果があるとされています。特に「足の三里」は胃腸の経路上にあるツボであるため、妊娠によって生じた便秘だけでなく、胃もたれや食欲不振などの症状が緩和されます。朝起きる前や寝る前に行うのがより効果的です。

あかめ
私は初期から貧血気味で、鉄剤を処方されていた影響でひどい便秘になりました。医師に相談し、下剤を処方してもらったところすぐに良くなりました。上記を試しても難しければお薬も検討しましょう。

妊娠初期から気をつけましょう

今回は妊娠初期に起こりやすいマイナートラブルの症状と対策法ついてまとめました。どれも妊娠後期まで続くこともある症状です。

早いうちからしっかり予防して、できるだけ快適な妊婦生活を送れるといいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

あかめ

30代の助産師ブロガー。 高校を卒業するまで海外で過ごし、20代で丸の内OLや海外でボランティアを経験。海外ボランティア先で出会った助産師に衝撃を受け、30歳から助産師を目指すことに。現在は助産師として働き始め、妊娠中のママや赤ちゃんと向き合っています。 「女性が笑顔になれる社会を目指す!」を目標に、これまでの女子活や助産師の経験を活かし、お役に立てる情報をブログで発信しています。