【助産師の仕事】仕事内容から助産師のなり方まで教えます!

助産師になるにはどうすればいい?仕事内容や将来性を解説

こんにちは、助産師ブロガーあかめ(@women_akame)です^^

私は20代は普通にOLとして働いていました。その後、ボランティア先で出会った助産師さんに感化され、30代前半で助産師を目指しはじめ、30代半ばで晴れて助産師になることができました。

途中で職を変えて、全く違う業界のことを学ぶというのは、かなり覚悟のいることです。

ですが、30代からでも勉強をし始めて、色々苦労もありましたが、努力すれば助産師になれます。バタバタな毎日でとても大変ですが、とてもやりがいのある仕事です。

この記事では助産師について興味がある方向けに、助産師のお仕事や助産師になる方法についてご紹介します。

  • 助産師について詳しく知りたい人
  • 助産師を目指している人
  • 現在看護師でこれから助産師になろうとしてる人
  • 違う職種から転職して助産師になりたい人

このような方は、ぜひ読んでみてくださいね。

助産師とは?

助産師とは?

保健師や助産師、看護師に関する様々なことを律する「保健師助産師看護師法」という法律があります。

この法律に、助産師とは厚生労働大臣の免許を受けて、助産または妊婦、褥婦(じょくふ)若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子 とあります。

分かりやすく言えば、助産師とは妊娠から出産、産後の女性のケアに加え、生まれてきた赤ちゃんのケアをする専門職のことを指します。

助産師と産婆(さんば)さんの違いって?

産婆(さんば)さん」という名称を聞いたことがありますか?

これは、助産師の昔の名称で、昔は主に出産の際に赤ちゃんを取り上げることを生業としていました。明治時代の中頃までは、特別な資格は必要なかったようです。

しかし、母子保健の安全の確保のために、1899年(明治32年)に産婆規制と名簿登録規則ができ、ある一定水準の知識と技術のある女子に産婆としての資格が与えられるようになりました。

その後、2002年に保健師助産師看護師法ができ、現在の「助産師」という名称が使われるようになりました。

現在助産師は、妊娠中から妊婦さんに関わり、お産の介助、出産後の妊婦ケアに加え、新生児及び乳児のケアを行っていおり、その活動の幅は広がってきています。

現代の助産師は医学的処置を行う必要がある

お産は一つ一つ個性があり、何が起こるか分からないという曲面もあるため、助産師はお母さんや赤ちゃんの異常な状態の早期発見や、発見した際の緊急処置、必要に応じて医師と共に医学的処置を行うこと、予防的な処置を行うことなども必要とされています。

また、現在のところ助産師は、女性のみが取得できる資格です。

助産師ってどんな仕事をするの?

近年日本の少子化により、助産師本来の仕事である赤ちゃんを取り上げるという機会は減ってきています。

産科病棟を閉鎖する病院も多く、出産できる場も減ってきています。そのため、助産師の活躍できる場所も減ってきているように見られます。

しかしその一方で、産科医に代わり、助産師が妊婦さんの健診や指導を行う「助産師外来」をもつ病院が増えていたり、自然派を好む人たちが助産院での出産を希望したり、産後をゆっくり助産師にケアしてもらいたい人が増えたりなどして、助産師が活躍できる場は確実に増えています。

また、出産という命に関わる職業である助産師に、小中高の学校の性教育で講師を頼まれるなど、教育現場での需要もあります。

助産師は、命の生まれる現場だけでなく、実は儚い命が絶たれる場所である場合もあり、命の大切さ、尊さを一番よく知っている職業なのかもしれません。

助産師の収入(年収・月収)は?

助産師の平均年収は515万円、新卒助産師は平均年収は300万円程度と言われています。

病院やクリニックなどで働いた場合、経験を積むと少しずつ上がっていき、経験年数15年ぐらいで平均年収は500万ほどに上がります。パートでは、都内では時給1800円ほどから3000円で求人募集があります。

もしそれ以上の給料を求めるのならば、総合病院の師長クラスになるか、助産院や産後ケアなどを開業し、成功する必要があります。

開業助産師の年収は経営状況、開業資金の捻出先、捻出状況によって大幅に変わるといわれていますが、やり方次第で1000万円以上になる方もいるようです。

助産師の将来性は?

厚生労働省が発表した2015年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に何人の子どもを産むのかを推計した合計特殊出生率は1.45です。

合計特殊出生率が2.1以上で人口が増加すると言われていて、1975年から少子化は進んでいます。確かに、昔に比べて、お産の数は減ってはいますが、出産がなくなることはありません。

そして、この合計特殊出生率は近年微増していています。今後もっと女性が子育てしやすい社会になれば、もっと増加していくかもしれません。

また、産科医が不足している医療施設では、助産師のニーズが高まるのはもちろん、産後ケアや不妊治療など新たに需要が増している分野もあります。

晩婚化に伴い高齢出産が増え、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などハイリスクな分娩管理を必要とするケースが増えています。また高齢でなかなか妊娠できない不妊となるケースや生まれてくる赤ちゃんに先天的な異常が見つかりすぐに医療的な処置が必要な場合などにも対応できる知識や技術も必要となっています。

これらのことを踏まえると、助産師はなくなることのない仕事と言えるでしょう。

助産師の資質や適性とは?

赤ちゃん・妊婦さんの役に立ちたいと思っている人

これが一番大事ですね。助産師として働くのであれば、赤ちゃんが好きで、人(特に女性)と関わるのが好きな人でしょう。

どんな仕事にも当てはまりますが、好きこそものの上手なれという言葉があります。

いやいやでは助産師の仕事は勤まりません。やはり好きという気持ちがなければよい仕事はできませんよね。

助産師の適性がある人は赤ちゃんや妊婦の役に立ちと人一倍思えるような人でしょう。

強固な精神力を持っている人

助産師は強固な精神力も大切です。

お産は何が起こるかわかりません。もちろん元気な赤ちゃんが生まれて、お母さんも元気というケースがほとんどです。

しかし、ごく稀に、お母さんの出血が多くなったり、生まれてきた赤ちゃんの顔色が悪くて、呼吸状態に問題があったりなど、思わしくないことが起きることも珍しくありません。

そんな時にも助産師は冷静に判断し、医師と協力しながら母子に最善をつくす必要があります。

どのようなことにも物怖じしない強い精神力は必須です。これがなければ助産師は勤まらないでしょう。

体力がある人

助産師の仕事は体力が必要です。

産婦さんの陣痛間隔が10分おきになりお産が始まると、その人の過去の出産経験や年齢などによってお産の進み方が大きく異なります。短い人で1−2時間、長い人では3日間に渡ることもあり、その間助産師は産婦さんに常に気を配っている必要があります。助産師は緊張感に包まれながら仕事をします。長時間の出産への立ち会いが連続することもあり、勤務時間に関係なく、出産介助を続けることが必要です。

夜勤もありますし、体力がなければ務まらない仕事です。

妊婦さんへの食事や運動について指導することもあるので、自分が健康な体づくりについてよく知っていることも大切です。

温かく柔らかい心をもっている人

「強い精神力」と「体力」に加えて、もうひとつ助産師に求められるのはあらゆるお母さんの気持ちを受け止められる「懐の深い心」だと思います。

産後のお母さんたちは、可愛い我が子を胸に幸せを感じつつも、この子を育てていかなければならないという責任の重圧を感じたり不安にかられたり、産後特有のホルモンバランスの崩れなどにより普段とは違う精神状態になることもあったりするため、非常にナーバスになっているケースもあります。

そのようなお母さんたちの訴えや声なき声に耳を傾けられるような助産師であるためには、懐深く暖かい心が必要です。

業務的に仕事をこなすだけでは一人前の助産師にはなれません。

あかめ
優しい心を持った方に助産師が増えていくことを願っています。

助産師になるのは簡単?

助産師になるには努力が必要

簡単とは言いませんが、努力さえ続けられれば大抵の人はなれる職業です。

実際、学生の途中で辞めていく人も多いです。最後まで通える根気は必要です。

国家試験に合格する必要がありますが、国家試験の合格率は看護師も助産師も90%以上あります。

あかめ
私は30代で助産師になる!と決意しました。もちろん向き不向きはありますが、努力さえ続けられればなれないことはないと思います。

助産師になるために必要な期間は?

助産師になるための最低条件として、看護師の免許が必要になります。

これは助産師免許取得と同時でもいいのですが、もしあなたが既に看護師免許を持っているなら、助産師になるには最短で1年かかります。私は、助産師専門学校で最短の1年間修学し、助産師国家試験の受験資格を得ました。

保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成21年法律第78号)により改正された保健師助産師看護師法(昭和23年法律第203号)が平成22年4月から施行され、保健師及び助産師の基礎教育における修業年限について、それぞれ「6か月以上」から「1年以上」に延長されました。

あかめ
私は看護学校3年間、助産師学校1年間、計4年間で助産師になりました。

助産師になるためには?

もしあなたが、まだ看護師の資格を持っていなければ、助産師になるまでの就学過程において選択肢が増えます。

助産師になる選択肢は4つの方法があります。

  • 助産課程がある4年制大学で選抜試験に合格し単位を取得する。
  • 看護師資格を取得後に助産師専門学校(養成所)に通う。
  • 看護師資格を取得後に助産専攻科、大学別科、専修学校など(1年過程)に進学する。
  • 看護師資格を取得後に助産課程のある大学院(2年過程)に進学する。

では上記の各流れを具体的に説明していきます。

助産課程がある4年制大学で選抜試験に合格し単位を取得する。

これは大学卒業時に看護師と助産師の国家試験受験資格を同時に得る方法です。(頑張れば保健師の資格も取れます。)

大学によっては、選抜が厳しく助産過程に進める人数がかなり少なかったり、助産過程をもつ大学が減っていることなどから、難しい方法とも言えます。

看護師資格を取得後に助産師専門学校(養成所)に通う。

これが私が選択した方法です。助産師専門学校は学校数が少なく、倍率がとても高い傾向があります。また、倍率の低いところは非常に学費が高いなど、下調べが重要になってきます。

多くのところで1年制を取っていますが、働きながらや子育てをしながら通えるように、2年制を取っている学校もあります。

あかめ
私はこの方法で助産師になりました。

看護師資格を取得後に助産専攻科、大学別科、専修学校など(1年過程)に進学する。

近年、4年生の看護大学在学中に助産師の資格も取れる助産過程が廃止傾向にあり、その代わりに大学が助産専攻科や大学別科を新設しています。助産教育が6ヶ月から1年に延長された影響で、4年生大学在学中に助産過程も学ぶのは難しくなっていることが背景にあります。

看護師資格を取得後に助産課程のある大学院(2年過程)に進学する。

助産を2年間という長い期間、じっくりと学ぶことで、助産の技術や理論を丁寧に学ぶことができます。

中にはこの2年間で学位論文を書く必要がある大学院などもあり、より深く学んでから助産師デビューしたい人に向いています。

助産師になるためにはどれ位お金がかかる?

これは、学校によりけりです。

なので、私が通った助産師専門学校について一例として載せます。

助産師専門学校にかかった費用内訳

受験料 35000円

入学金 21万円

授業料 50万円

施設費 60万円

教科書代 15万円くらい

なので、合計で150万円ほどかかりました。これだけで結構な費用ですよね。

就学中は実習などで非常に忙しいため、バイトはできないと考えた方がいいので、学費だけでなく生活費についても十分に準備しておかなければなりません。

したがって、計画的に進学を進めていく必要があります。

また、もし既に看護師としてお勤めであれば、ぜひお勤め先の病院の修学支援制度などがないか確認することをオススメします。

思った以上に費用がかかるので、修学支援制度はとってもありがたい制度です。

そのほか、病院によっては、◯年以上勤務した方への奨学金制度があったり、通学期間を出張扱いにしてくれる病院などもあるようです。一方で御礼奉公もあったりするようなので、まずはお勤め先の病院に確認してみましょう。

助産師は大変だけど、やりがいがある仕事です

助産師になるのは非常に大変です。助産師になって仕事を始めてからも大変なことが山ほどあります。

でも、助産師という仕事は医療職でありながら、新しい命が生まれる瞬間に立ち会えるとても魅力的なお仕事です。

もちろん円満な現場だけではありませんが、幸せそうなママや可愛い赤ちゃんを毎日見ることができて、人様のお役に立てている実感をもてる仕事としてとてもやりがいがあります。

この記事を読んで助産師に興味をもって頂ければ幸いです。

あかめ
助産師になりたい人は、十分に計画立てて、ご自身の健康に気をつけながら勉学に励んでくださいね。
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ABOUTこの記事をかいた人

30代の助産師ブロガー。 高校を卒業するまで海外で過ごし、20代で丸の内OLや海外でボランティアを経験。海外ボランティア先で出会った助産師に衝撃を受け、30歳から助産師を目指すことに。現在は助産師として働き始め、妊娠中のママや赤ちゃんと向き合っています。 「女性が笑顔になれる社会を目指す!」を目標に、これまでの女子活や助産師の経験を活かし、お役に立てる情報をブログで発信しています。