【妊娠後期】妊娠中のマイナートラブルの症状と対策方法

【妊娠後期】妊娠中のマイナートラブルの症状と対策方法

妊娠28週、8ヶ月を迎えると羊水量がピークになり、かなりお腹が目立つようになってきいます。赤ちゃんは身長約40cm、体重約1500gまで成長し、皮下脂肪がつき始める時期です。そのため、さらに大きくなった子宮の影響よるマイナートラブルが出現してきます。妊娠期間もあと3ヶ月、しっかり対策をしてのりこえていきましょう。

むくみ、手足のしびれ

妊娠後期に入ると、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫することや、女性ホルモンの影響により顔や手・足などがむくみやすくなります。早い方は中期から症状が現れ始めますが、お腹が大きくなるにつれ症状が悪化することが多いです。

対策方法は?

夕方に足がむくむ、ということは妊娠していなくてもよくあることですが、妊娠すると余計むくみやすくなります。足がむくんでいるということは、足の血行が悪くなっている証拠なので、足のマッサージをしたり温めたりするなどしてみましょう。また、妊娠後期に食欲がマスト、血液が消化管に集中するため筋肉などへの血流が減ることで、冷えが生じることがあります。冷えもむくみの原因に繋がりますので、食生活にも注意が必要です。冷えを助長させる砂糖や果物を取りすぎない、特に冬は体を温めるものを食べる、生野菜より温野菜をとるようにする、など工夫しましょう。

もしむくみの症状が重く、1週間で体重が500g以上増加している場合、妊娠高血圧症候群の前兆である可能性もありますので、早めに受診をするようにしましょう。

  • 休憩中に足首やひざの曲げ伸ばしなどの下肢運動を行う
  • 長い時間立ったままや座ったままの状態にせず、定期的に歩く
  • 夕方以降は足を高くして休む時間をもうける
  • 足のマッサージをする
  • 靴下や腹巻きなどで下半身を温める
  • 弾性ストッキングを履く
  • こまめに体重測定をして増えすぎていないかチェックする

腰や背中の痛み

妊娠が進むにつれ、妊婦さんの重心は前方に移動します。横から背骨を見ると、通常S字カーブを描いていますが、そのカーブが余計大きくなることで、腰や背中の痛みが出やすくなります。妊娠中に分泌される女性ホルモンやリラキシンという関節などを緩ませるホルモンによって、恥骨結合や仙腸関節などが緩むことも関係しています。

対策方法は?

 

  • 正しい姿勢を心がける。(妊婦はお腹を突き出したり、猫背になったりしやすいので気をつけましょう)
  • 正しい姿勢を保ちやすくするために2−3cmの低いヒールの靴をはく。
  • ストレッチをする。(ライオンのポーズや猫のポーズ、ツイスト運動などが効果的)
  • 骨盤支持ベルトをつける。
  • 腰を冷やさないように腹巻きやホッカイロなどで患部を温める。
  • 長時間立った姿勢をとらない。キッチンなど可能な場所では片足を曲げて椅子などに乗せると楽になることも。
  • 前かがみになる時間が長い仕事については、腰痛を悪化させるので、断続作業10kg以上、継続作業6kg以上の荷物を取り扱う作業は上司に配置転換をお願いしましょう。

寝苦しい

夜中に何度もトイレに起きたり、赤ちゃんがお腹の中で蹴ったり激しく動くことで寝づらかったり、お腹が大きくなっていることで快適な姿勢を取りづらかったりして、寝苦しいことがあると思います。

そんな日が続くと辛いですよね。まだお仕事をされている方だと仕事中に眠気に襲われることもあるかもしれません。

そんな時は病院で相談され、睡眠導入薬などを処方してもらうこともできますが、まずは寝やすくする工夫をしてみましょう。

寝やすくするには?

①環境を整える

静かで暗い(もしくは薄暗い)環境に整えましょう。自分にとって快適で、リラックスできる環境であることが大切です。

クッションなどを使って、自分がリラックスできる姿勢をとれるようにしましょう。シムス位やファウラー位がおすすめです。

②適度な運動をしましょう

身体が重くなってきて、しんどいからと言って家でじっとしているのはよくありません。妊婦体操や散歩、水泳などを日常生活に取り入れましょう。もちろん医師から運動を止められている方はそれを守ってください。

③リラクゼーションを使ってみましょう

妊娠中に使えるアロマセラピーとして、カモミールとラベンダーは代表的で、睡眠導入を助けると言われています。カモミールティーを寝る前に飲んだり、ラベンダーをマッサージオイルに用いたり、浴槽に加えたり、ハンカチなどに垂らして枕の脇におくなどするのも効果的です。

またゆっくり深呼吸をすることで、就寝前にぬるめのお湯にゆっくり浸かり、身体をマッサージすることで筋肉を緩めることができます。

 

 

また、寝る前に携帯やPCを見ない、コーヒーやお茶などカフェインを多く取らない、ということも意外と大事ですので気をつけてみてください。

あかめ
出産に関してや育児のことなど、何か心配事があって眠れない、ということがあれば、信頼できる人に相談したりするなどしましょう。できるだけ不安を取り除いておくことも赤ちゃんのために妊娠中にできることの一つです。

 

妊娠線

妊娠線とは、妊娠中にお腹やおしりにかけてできる赤み、もしくは紫色を帯びた線状のものです。これはお腹や胸、二の腕などの皮膚が急激に伸ばされ、皮下組織の断裂が起こることで生じるものです。

出産後に色素沈着は次第に光沢をもつ白っぽい色になり、目立たなくなりますが、完全にはなくなりません。

そのため、妊娠線を作りたくない、という妊婦さんはとても多いと思います。

ただ、残念ながら「クリームや化粧水を使った保湿による妊娠線出現の予防効果はない」と研究で明らかになっています。

対策方法は?

上記のように、残念ながら妊娠線の対策としてできることはありません。ただ、妊娠線予防の保湿をすることが妊婦のQOLに関係しているということは分かっているので、保湿をすることは大事だと言われています。

今は色々なクリームなどの保湿剤が販売されていますね。

ぜひご自分が納得できるものでお腹の赤ちゃんとのスキンシップの一つとして保湿してあげてください。

きっと赤ちゃんといい時間を過ごすことができるでしょう。

 

あかめ
お腹の中の赤ちゃんにベビーネームをつけてあげましょう。まるちゃん、でも何でもいいんです。より愛おしさを感じられますよ。

 

赤ちゃんに会えるまでもう少しです

今回は妊娠後期に起こりやすいマイナートラブルの症状と対策法ついてまとめました。更に大きくなるお腹のために色々な症状がでてきますが、それも愛おしい赤ちゃんと出会うためです。

もう少しで会えるという気持ちを大切にして出産までの時間を過ごしましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

助産師あかめ

30代の助産師ブロガー。 高校を卒業するまで海外で過ごし、20代で丸の内OLや海外でボランティアを経験。海外ボランティア先で出会った助産師に衝撃を受け、30歳から助産師を目指すことに。現在は助産師として働き始め、妊娠中のママや赤ちゃんと向き合っています。 「女性が笑顔になれる社会を目指す!」を目標に、これまでの女子活や助産師の経験を活かし、お役に立てる情報をブログで発信しています。