妊娠中の防災対策とは?妊婦さんを守るための家庭で備えるべき防災グッズ

妊娠中の防災対策とは?妊婦さんを守るための家庭で備えるべき防災グッズ

昨今、大地震や急な豪雨などあらゆる自然災害が頻繁に各地で発生していますね。

そのような自然災害は、今後いつどこで起きてもおかしくない状況と言っても過言ではありません。

そのため、赤ちゃんや小さい子どもがいる方や、妊娠中などに災害が起きたらどうしようと不安な思いをされている妊婦さんも多いのではないでしょうか。妊娠中や赤ちゃん、小さい子どもがいると普段通りに動くことができないので、日ごろから災害についての対策をしておき、いざという時に冷静に行動ができるように十分な準備が必要です。

いつ起きるかわからない災害、妊娠中にできる防災対策とは?

では、妊娠中や赤ちゃんがいる家庭での防災対策として、どのようなことが必要なのでしょうか。

この記事では、妊娠中に地震や豪雨などの災害が起こっても冷静に行動ができるよう、妊婦さんが用意しておくといい防災グッズや、妊娠中に災害が起こってしまったときの防災対策などをご紹介します。

妊娠中はとくに日ごろから意識することが大切

妊娠中はとくに日ごろから意識することが大切

おなかが大きい妊婦さんは、いざというときに機敏に動くことが難しいです。

おなかの赤ちゃんを守るためにも、妊娠前以上に防災意識を高く持つことが大切です。

まずは、災害が起きたときのために、自宅や外出用のバッグなどに防災グッズの用意をしておきましょう。

また、地震などでものが落ちてくるのを最小限にするため、普段から部屋のものはできるだけ減らして、整理整頓に心がけることも重要です。

普段からバッグに入れておきたい防災グッズ

外出中に災害が起こったときや自宅からすぐに出なくてはいけないときのために、普段から持ち歩いているバッグの中に、最小限の防災グッズを用意しておきましょう。

また、ショックで破水・出血することなども想定して生理用品も用意しておきましょう。

緊急時に必要なものはひとまとめにして、いつでも持ち出せるように普段からバッグに入れて準備しておくことが必要です。

バッグの中に入れておきたい防災グッズ

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証
  • ゼリー飲料(1個)
  • マスク(2枚くらい)
  • 小銭(10円玉、100円玉を500円分くらい)
  • 生理用ナプキン、またはおりものシート(2枚くらい)
  • 携帯用コンパクトトイレ
  • 防災用アプリ
  • 携帯の充電バッテリー

また、そのほかに、妊娠前期、妊娠後期によっても準備するものが違いますので、ご紹介します。

家に準備しておきたい防災グッズ

普段から持ち歩きたいのが母子健康手帳です。

先ほども説明しましたが、いつも財布と一緒にバッグに入れておくと安心です。

妊娠前期、妊娠後期、そのほかに赤ちゃんがいる場合に必要な防災グッズは次のとおりです。

妊娠前期(妊娠27週までの方)

  • 生理用品
  • 下着
  • 清浄綿(せいじょうめん)
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妊娠後期(妊娠28週以降の及び産後の方)

上記のものに加えて、以下のものを準備しておきましょう。

  • おくるみ
  • 粉ミルク(スティックタイプ)
  • 水(赤ちゃん用または軟水/硬度30㎎/L以下)
  • プラスチックの哺乳瓶または使い捨ての哺乳瓶
  • お尻拭き
  • 紙おむつ
  • タオルやガーゼのハンカチ
  • 肌着、赤ちゃんの服(帽子、靴下含む)
  • 授乳ケープ
  • 赤ちゃん用綿棒
  • 赤ちゃん用バスタオルと沐浴布
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そのほかに赤ちゃんがいる場合

  • カイロ
  • 抱っこ紐
  • バスタオル
  • マスク

カイロは、離乳食やミルクの保温にも使えます。

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抱っこ紐は、避難時ベビーカーは危険ですし、避難所でずっと抱っこしていなければならないこともあり必需品です。

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バスタオルは、布団やおくるみ代わりにもなりますし、着替えや避難所での授乳の際に、目隠しとしても使えます。また、感染症予防にマスクを入れておきましょう。

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妊婦さんや産後の方が持てるものの重さは5㎏が目安ということです。準備ができたら一度背負ってみましょう。

そして車の中や倉庫、2階建て以上の建物なら1階ではなく2階など、被害を受けにくく、出しやすい場所に置きましょう。

その他にも、夜などは肌寒かったり、雨が降ったりして体が濡れて冷えてしまう可能性もあります。靴下やカッパなどの防寒グッズも入れておくと便利です。車の中には毛布なども入れておくと安心ですね。

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併せて、緊急時に連絡ができるサービスなどもチェックしておきましょう。

災害が起こった時に役立つ!緊急時に連絡ができるサービス

緊急時には電話がつながりにくくなることも予想できます。

携帯や一般回線など音声以外の連絡手段についても、普段から家族で検討しておきましょう。

災害伝言板「Web171」

被災時、インターネットからアクセスすることができる災害伝言板「Web171」が使用できます。

パソコンやスマートフォンなどで災害伝言板「Web171」にアクセスし、連絡を取りたい方の電話番号を入力すると、伝言を登録して確認することができます。

登録できる伝言は1つの伝言につき全角で100文字まで、1つの電話番号につき20まで登録することができます。

171 の「声の伝言板」に加え、文字で安否を確認できる、こちらの伝言板も覚えておくと家族と共有でき、いざというときの安否確認もスムーズです。

携帯電話会社等の災害伝言板

171以外にも、携帯電話などから文字で伝言板を使用することができます。

災害伝言板の使用方法は携帯会社によって多少異なりますが、基本的には、災害時に被災地に住んでいる人が、登録している携帯会社の災害伝言板に安否情報を登録することができるシステムです。

また、登録された安否情報は、その携帯会社に登録していなくてもインターネットを通じて世界中からアクセスすることが可能です。

また、あらかじめ指定しておいた家族や友人に対し、災害伝言板に安否情報が登録されたことをメールで通知する機能などもあります。

  • KDDI「災害用伝言板」
  • NTT「災害伝言板」
  • ソフトバンク「災害用伝言板」
  • Y!mobile「災害用伝言板」

そのほかに電話や携帯メールでの安否確認が集中するため、被災地に住んでいる場合はとくに連絡を取ることが困難になる可能性があります。

LINE、Twitter、Facebookなど、電話や携帯メール以外の手段で安否情報などの方法を家族で確認しておきましょう。

妊娠中の災害対策も備えが重要!

災害はいつ起きるかわかりません。

妊娠中の災害対策も、妊娠していないときと同様、「備え」が何より重要です。

また、入院準備や衛生面での防災グッズなど、災害に関係なく、早めに準備しておくと安心して過ごすことができます。

備えあれば憂いなし!妊娠中や赤ちゃんがいる家庭では、いつ災害が起きても対応できるように、持ち出しの防災グッズをこまめに確認しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

30代の助産師ブロガー。 高校を卒業するまで海外で過ごし、20代で丸の内OLや海外でボランティアを経験。海外ボランティア先で出会った助産師に衝撃を受け、30歳から助産師を目指すことに。現在は助産師として働き始め、妊娠中のママや赤ちゃんと向き合っています。 「女性が笑顔になれる社会を目指す!」を目標に、これまでの女子活や助産師の経験を活かし、お役に立てる情報をブログで発信しています。