妊婦さんに便利!陣痛タクシーの特徴・利用方法やタクシー会社の選び方

妊婦さんに便利!陣痛タクシーの特徴・利用方法やタクシー会社の選び方

出産が近づいてくると、「陣痛が突然一人のときに来たらどうしよう…」と妊婦さんは不安になりますよね。

しかし、陣痛とはいつ来るかわからないもの。その陣痛に備えておくことはとても大切です。入院の準備などももちろん備えておくべきものですが、それ以外に準備しておくと便利なものとして「陣痛タクシー」があります。

陣痛タクシーは妊婦さんの強い味方になります。事前に登録しておけば、安心して出産の日を迎えることができます。

そんな妊婦さんに便利な陣痛タクシーの特徴・利用方法などについて、ご紹介します。

陣痛タクシーとは?

陣痛タクシーとは、出産する病院や予定日、住所や電話番号などを事前に登録しておくことで、陣痛が始まったときに優先的に配車してくれるタクシーサービスのことです。

出産予定日はあくまでも予定の日時です。
自然分娩で出産予定の場合は、実際の出産がいつになるかわかりません。
また、陣痛が始まったときに家族の人が一緒にいて、車で連れて行ってくれるとしても、いつも家族がそばにいるとは限りません。

また、陣痛が来たら定期的に強い痛みに襲われるため、電車やバスなどの公共機関を使うのは難しいです。
そのため、便利で安心して利用できるのが陣痛タクシーなのです。

陣痛タクシーの特徴

一般的には

  • 24時間・365日対応
  • 病院などの道案内は不要
  • 講習などを受けたドライバーが対応
  • クリーニング代が不要
  • 後払い制
  • 陣痛以外でも利用

などの特徴があり、妊婦さんが陣痛で苦しんでいても安心して病院へ運んでくれます。

また、タクシー会社によっては、防水シートの使用や料金の後払い、病院へ行く前に実家によって上の子を預けることも可能です。

妊婦さんが不安に思うことをしっかりと行ってくれます。

では、詳しくみていきましょう。

24時間・365日対応

陣痛はいつ始まるか予想できません。
深夜に陣痛が起きても対応できるよう、24時間体制、365日対応してくれるので、一人の時でも安心です。

病院などの道案内は不要

事前登録の際に、出産予定の病院の住所なども登録するため、急な陣痛時でも道案内は不要です。
病院まで送り届けてくれます。

講習などを受けたドライバーが対応

タクシー会社によっては、陣痛時の妊婦さんの送迎講習などを受けているので、安心して病院まで連れて行ってもらえます。

クリーニング代が不要

破水時に備えて防水シートを敷いておいてくれるところもあります。
また、万が一車のシートを汚しても、クリーニング代などを請求されないケースがほとんどです。

後払い制

急な陣痛などで、病院到着時に支払いが困難な場合、事前に登録しておくと後払いが可能になります。

陣痛以外でも利用

陣痛や破水時に限らず、出産時の退院、妊婦検診、赤ちゃんの検診時などに利用できるタクシー会社もあります。
中には、チャイルドシートを設置している会社もあるので、利用時は確認してみましょう。

陣痛タクシーの利用方法

陣痛タクシーを利用するには、事前登録が必要です。
出産日が分かった時点で早めに登録しておくと安心です。

事前登録

事前登録は、インターネットか電話での登録になります。
各タクシー会社のホームページで確認してみましょう。
登録する際の注意点は、その陣痛タクシーが家の地域の対応になっているかということです。

事前登録に必要な情報

  • 名前
  • 連絡先(緊急連絡先)
  • メールアドレス
  • 出産予定日
  • 住所(出産が里帰りの場合はその住所)
  • かかりつけの病院に関する情報(病院・住所など)
  • 配車する場合の停車する場所
  • 同乗する人がいれば、その人の名前

陣痛タクシー利用の注意点

破水・陣痛が来たら、まず「病院」に連絡!

破水・陣痛が来たら、陣痛タクシーを呼ぶ前に「病院」に連絡をしましょう。
事前に連絡することで、病院は受け入れの準備をします。
状況によってはもう少し自宅待機をしてから病院にくるように言われることもありますので、必ず陣痛タクシーを呼ぶ前に病院の助産師や医師のアドバイスを受けてください。
その指示を確認した上で陣痛タクシーを呼びましょう。

陣痛タクシーの連絡先を常に持ち歩く

破水や陣痛はいつ来るかわかりません。
したがって、外出先で破水や陣痛が来る可能性はいくらでも考えられます。
陣痛タクシーは外出先からでも呼ぶことができますので、連絡先を常に持ち歩きましょう。

また、スマホや携帯の電池切れなどのトラブルもないとは言い切れませんので、スマホや携帯だけでなくメモ帳や母子手帳に陣痛タクシーの連絡先を書いておくことです。
自宅から遠く離れた場所などでは、陣痛タクシーが来れない場合もありますので、あらかじめタクシー会社に確認をしておきましょう。

陣痛タクシーの利用料金

陣痛タクシーの利用料金は普通のタクシー利用とほとんど変わらない料金体制をとっているところがほとんどです。
深夜や早朝には、割増料金となることもありますが、これも普通のタクシーと同じですので、安心して利用できるでしょう。

陣痛タクシーの選び方

陣痛タクシーのサービスを提供してくれるタクシー会社は、今や日本全国に存在します。
では、何をポイントに選んだらいいのでしょうか。

① 対応エリア

陣痛タクシーの会社を選ぶ上で最も大切なことは、自宅や病院が、その会社の対応エリアになっているかという点です。

② 口コミ・評判

陣痛タクシー選びには、ネットや、陣痛タクシーを実際に利用した妊婦さんなどの口コミなどの評判が役立ちます。
タクシー会社のメリット・デメリットを知ることができます。

③ 「全国子育てタクシー協会」のホームページを参考にする

一般社団法人「全国子育てタクシー協会」は、妊婦さん、子育て中のママなどが利用できるネットワークです。
協会のホームページに紹介されているタクシー協会は、いずれも協会主催の講座終了を修了していますので、安心して利用可能な陣痛タクシーと言えるでしょう。

一般社団法人 「全国子育てタクシー協会」
https://kosodate-taxi.com/member/

ただ、いざという時にタクシーが捕まらないこともあるので、2箇所以上登録しておいた方がよいようです。

東京でおすすめの陣痛タクシー

2012年に都内初の陣痛タクシーサービスを導入した「日本交通株式会社」の場合は、累計登録数10万件以上となっています。
また、都内の妊婦さんのおよそ3割の人数が、毎月登録されているそうです。

特徴は、365日24時間対応、専用回線を用意しており、全ドライバーが講習を受講していて事前に道案内が不要ということが人気の理由です。

「陣痛タクシー」 日本交通株式会社
https://www.nihon-kotsu.co.jp/taxi/use/jintsu.html

陣痛タクシーは早めに登録して出産に備えましょう

妊婦さんが安心して利用できる「陣痛タクシー」。

陣痛タクシーは登録しておけば、いざというときに安心です。
安心して出産にのぞめるよう、早めに登録して、準備を整えておきましょう。

陣痛タクシーなら、病院の住所を事前に登録しておけば、道順を説明したりする必要がないのもいいですね。

また、陣痛タクシーに登録した後は、スマホや携帯、メモ帳や手帳にタクシー会社の連絡先を保存し、夫や家族にも知らせておきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

30代の助産師ブロガー。 高校を卒業するまで海外で過ごし、20代で丸の内OLや海外でボランティアを経験。海外ボランティア先で出会った助産師に衝撃を受け、30歳から助産師を目指すことに。現在は助産師として働き始め、妊娠中のママや赤ちゃんと向き合っています。 「女性が笑顔になれる社会を目指す!」を目標に、これまでの女子活や助産師の経験を活かし、お役に立てる情報をブログで発信しています。