妊娠中の肌荒れの原因は?対策とスキンケア方法をご紹介!

妊娠中の肌荒れの原因は?対策とスキンケア方法をご紹介!

こんにちは、助産師ブロガーあかめ(@women_akame)です^^

妊娠中は様々なことに悩まされますが、特に気になるのが「肌荒れ」ではないでしょうか。鏡を見る度に気分が沈み、ストレスを溜めてしまっている方もいるでしょう。しっかり肌荒れ対策をすることが、心の健康に繋がります。

ストレスは赤ちゃんにもよくないので、肌荒れはしっかり解消させたいですね。今回は、妊娠中の肌荒れの原因とおすすめのスキンケア方法などの対策法をご紹介します。

妊娠中の肌荒れの原因

妊娠中の肌荒れの原因は様々なので、1つずつ対策していくことが大切です。どのような原因があるのか、詳しくご紹介します。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠してから約1~3ヶ月の間には、女性ホルモンの1つ「プロゲステロン」の分泌が増加します。これは、妊娠を維持するために必要なホルモンなのですが、ニキビやシミなどの肌トラブルやむくみなどの原因となります。

妊娠中期になると、もう1つの女性ホルモン「エストロゲン」が優位になるため、以前よりはニキビができにくくなるようです。

睡眠不足とストレス

妊娠が進むにつれてお腹が大きくなると、膀胱が圧迫されてトイレが近くなります。そのため、寝ているときにトイレに立つことが多くなり、睡眠不足によってストレスが溜まりやすくなるのです。

睡眠不足とストレスはどちらも肌荒れの大きな原因であるため、妊娠中はニキビや湿疹などに悩まされがちになります。

また、つわりによって気分が優れない状態が続くこともストレスに繋がります。

栄養と水分の不足

妊娠初期は、つわりで悩まされる妊婦さんが少なくありません。場合によっては、何を食べても吐き戻してしまい、栄養や水分が不足してしまいます。

また、野菜や果物も食べられなければビタミンやミネラルが不足します。ビタミンやミネラルは肌の健康を保つために必要な栄養素なので、肌荒れの原因となります。

あかめ
ビタミン不足は赤ちゃんの発達にも大きく影響します。葉酸(ビタミンB群)が不足すれば、神経に関係する先天性の病気になる可能性があります。

妊娠中の肌荒れに注意したいスキンケア

妊娠中の肌荒れに注意したいスキンケア

妊娠中の肌荒れを少しでも減らすために、まずは日々のスキンケアを見直しましょう。肌の状態が悪くなっているので、低刺激の洗顔料を使って正しい方法で洗顔することが大切です。

また、洗顔後は丁寧な保湿ケアで肌を刺激から守りましょう。それぞれ、具体的な方法をご紹介します。

正しい方法での洗顔

洗浄力が強い洗顔料でゴシゴシ洗いをすると、肌の水分や必要な皮脂まで取り去ってしまい、乾燥を招きます。

まずは、敏感肌用の洗顔料を購入しましょう。石油系界面活性剤や防腐剤、合成ポリマーなどが入ったものは肌に刺激となることがあるので、「石油系界面活性剤不使用」、「防腐剤無添加」など、肌への優しさにこだわった洗顔料を選ぶことをおすすめします。

そして、次のような方法で洗顔しましょう。

(1)手を洗う

雑菌や汚れのついた手で顔を洗うと、肌トラブルが起こる可能性があります。しっかり手を洗うようにしましょう。

(2)洗顔料を泡立てる

洗顔料をそのまま肌につけると刺激が強いので、泡立てネットなどでしっかりと泡立てましょう。

(3)優しく洗う

皮脂の分泌が多いTゾーンや顎から順に泡をのせていき、手が肌に直接触れないように注意しながら優しく洗いましょう。なお、目元や口元は皮脂が少なく乾燥しやすいので、泡をのせるだけにしておくことが大切です。

(4)ぬるま湯で丁寧にすすぐ

必要な皮脂まで落とさないように、33~36℃程度のぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。洗顔料を肌に残さないように注意が必要です。

(5)タオルに水分を優しく吸収させる

清潔なタオルを顔に優しく押し当てて、水分を吸わせるようにさせます。ゴシゴシと擦ると肌に刺激となるので注意しましょう。洗うときも水分をとるときも擦るのは肌に良くありません。

洗顔は毎日行うものなので、正しい方法を身につけることがとても大切です。1つ1つの工程の注意点とポイントをしっかり守りましょう。

保湿ケアで肌を刺激から守る

洗顔してそのまま放置すると、肌の水分がどんどん蒸発してしまいます。洗顔後3分以内に化粧水や乳液、クリームなどで保湿ケアをして、肌のうるおいを守りましょう。

シミが気になる場合は美白成分入り、乾燥が気になる場合はセラミド入りなど、悩みに合わせて化粧水を選ぶことをおすすめします。

紫外線対策で新たな肌荒れを防ぐ

紫外線対策で新たな肌荒れを防ぐ

紫外線は肌にダメージを与え、シミや赤みなどの原因となります。日焼け止めクリームや日傘、アームカバー、サングラスなどを使って、しっかり紫外線対策をしましょう。日焼け止めクリームを選ぶときは、「PA」と「SPF」に注目してくださいね。

「PA」の「+」の数が多い方が肌の奥へと到達して肌のハリを失わせる「紫外線A派」を防ぐ効果が高くなっています。また、「SPF」は肌の表面に炎症を引き起こす「紫外線B派」をどれだけの時間防げるかを示しています。PAは「PA++」、SPFは紫外線にさらされている時間から適切なものを選びましょう。

SPFの数値に15をかけると、紫外線B派を防げる時間を計算できます。例えば、SPF30は30×15=450分となり、7時間30分は紫外線B派を防げます。もちろんこの時間内なら全く日焼けしないと言うわけではないので、こまめな塗り直しが大切です。

また値が高ければ高いほど肌への負担も大きくなるので、いつでもSPF50をつけれいれば大丈夫、と思うのは大間違いです。用途に合わせて使い分けましょう。

水分補給とバランスのとれた食事

水分補給とバランスのとれた食事

つわりによって水分が失われがちな場合は、一気に飲むのではなく小まめな水分補給を心がけましょう。また、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。

つわりがあるために食事を摂ることが難しい場合は、医師に相談したうえでサプリメントを利用するとよいかもしれません。

あかめ
酷いつわりで入院を必要とすることもありますので、つわりで辛い時は早めに医師に相談しましょう。

ストレスを解消させる

ストレスは睡眠不足に繋がり、睡眠不足はストレスに繋がります。そのため、まずは良質な睡眠をとることを心がけることが大切です。つわりなどで気分が悪くて寝つきにくいときは、日中に仮眠をとるなど工夫しましょう。

また、好きなことをして過ごしたり、家事を家族に手伝ってもらったりするなど、ストレスを溜めないようにしつつ解消させることを意識してくださいね。

まとめ

妊娠中は、ホルモンバランスやつわり、ストレスなどによってどうしても肌荒れが起こりやすくなります。肌荒れを気にしすぎるとストレスが溜まり、かえって肌荒れが起こりやすくなるかもしれません。

気にしすぎないようにしつつ、丁寧なスキンケアや紫外線対策、小まめな水分補給など簡単にできる対策を心がけてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

30代の助産師ブロガー。 高校を卒業するまで海外で過ごし、20代で丸の内OLや海外でボランティアを経験。海外ボランティア先で出会った助産師に衝撃を受け、30歳から助産師を目指すことに。現在は助産師として働き始め、妊娠中のママや赤ちゃんと向き合っています。 「女性が笑顔になれる社会を目指す!」を目標に、これまでの女子活や助産師の経験を活かし、お役に立てる情報をブログで発信しています。